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2004年09月10日

オーボンクリマ ビエンナシード 2001


オーナー兼醸造家であるジム・グレンデネンは1970年代サンタ・バーバラにある「ザカ・メサ」というワイナリーで醸造家としてスタートをきりました。1982年にアダム・トルマチ(キューペのオーナー兼醸造家)と2人でオーボン・クリマを設立し、今は消滅してしまったロス・アラモス・ワイナリーのコーナーを借りてワイン造りを始めました。1988年にサンタ・マリア・ヴァレーにあるビエン・ナシド・ヴィンヤーズに越して現在もここでワインを生産しています。また、このぶどう園の50エーカーを長期契約でリースし、自社畑としてぶどう栽培をしています。また、80エーカーの土地をサンタ・マリア・ヴァレーに所有し、現在は、ピノ・ノワール種(40エーカー)、シャルドネ種(2エーカー)、ヴィオニエ種(1エーカー)を栽培しています。ジムとアダムは各自独立し、ジムがオー・ボン・クリマをアダムはキューペ・ワイナリーを所有しています。ジムは飲んだ人たちに強い印象を与える個性的なワインを造ることで知られていますが、各ぶどう畑の個性と特色を大事にするため、かなりの数のぶどう畑名入りワインを出しています。しかし、200~300ケースという少量のワインしかリリースにならないのでなかなか手に入らないのですが、そのワインにジムの個性と才能、そして情熱がこめられており、ベストのワインと言えるでしょう。今ではオーボン・クリマは世界のワイン愛飲家たちから最高級のブルゴーニュワインと対等に評価されています。また、ジムはセントラル・コースト地区において世界的にもトップクラスのワインを造った第1人者でもあります。オーボン・クリマはぶどう畑と栽培地区を尊重して、その特質と個性を生かしたエキサイティングで興味がつきないワイン造りを哲学としています。

投稿者 saikawa : 2004年09月10日 23:18

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