« メルロ・デル・ヴェネト・オーガニック[2002]アルモーニャ・ヴェルデ | メイン | トートワーズ・クリーク メルロ・カベルネ[2002]VDP »
2004年06月16日
カベルネ・ソーヴィニヨンVDP[2002] タシィ
実はこのワイン、目立たないようですが当社実店舗で一番売れてます
~~カベルネ・ソーヴィニヨン種の原点はこの味わいかも知れない~~
このワイン、タイトル通り当社の実店舗で最も売れているワインなんです。限定企画「メリマガ300号記念激安セット」や「ヴァン・ド・ペイ品種別6本セット」に使っていますが、今まで単品でのご紹介をしておりませんでしたので改めてご案内させていただきます。
【カベルネ・ソーヴィニヨン種】
この葡萄品種はカベルネ・フラン種とソーヴィニヨン・ブラン種の交配で、果実は皮が厚く色素が豊富で適度なタンニンを持ち、遅熟なタイプである。俗に「ピーマン香」と呼ばれる、青っぽい香りがあり、この香りこそ2つの品種の個性を受け継いでいる証明である。(カベルネ・フランの果実香とソーヴィニヨンの草っぽい香りがMIX)樫樽のタンニンとは上手く調和を見せ、組み合わさることによってカシスやシーダー香(西洋杉)が現われる。ボルドーの主要品種として知られているが、使用され始めたのは最近のことである。 このワインは南フランス・ラングドック地方産のカベルネ・ソーヴィニヨンから造られています。樽を全く使用しておらず、軽やかなタンニンと伸びのある柔らかな果実味が特徴です。(地域はオック県になります)色合いもボルドーと比較して透明度が高く、キラキラ輝くルビー色という表現が最もピッタリきます。
近年、フランスのみならずイタリアやスペインでも改めて注目されているカベルネ・ソーヴィニヨン種ですが、ニューワールドやその他の地域でもその個性を失うことがありません。しかし、フランスのカベルネが味わいや香りの点において雄大さや繊細さをあわせ持つ、ということはあっても他の国々ではどちらかに傾く傾向が見受けられます。
言い換えれば、このヴァン・ド・ペイのようなタイプのカベルネはもしかしたら葡萄品種の原点の味わいなのかも知れません。樽の影響を受けず、雄大さと繊細さをあわせ持ち、なおかつ滑らかで艶やかな果実味をたたえ、飲み飽きのしないカベルネ種のワインをお求めならこれが最適です。
カベルネ・ソーヴィニヨンVDP[2002] タシィ
ラベルは地味ですが、中身はなかなかしっかりと造られています。生産者ブノワ・タシィは地元のブルゴーニュでは名を知られたネゴシアンで、最近アンリ・クレルクのワインを手掛けたりしています。
wine list
投稿者 saikawa : 2004年06月16日 22:18
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.saikawa.com/mt/mt-tb.cgi/80