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2005年01月08日
2001ブルゴーニュ パストゥグラン(ミッシェル・ノエラ)
≪2001 ブルゴーニュ・パストゥグラン≫
あずき色のエッジでもうそろそろお年ごろ。ガーネット色が深くなって来ています。 開けたて、閉じこもって、不気味なくらい地味です。あれっ、こんなに静かで大丈夫??心配しながら揺らしてやると、チョコ風味の奥に隠れた果実が少しづつ出てきて、そのまま口に含むと、酸味と渋みがたっぷりとあって、こりゃかなりしっかりもんだ。果実味も奥で待ち構えてるけど、すぐにニッコリしそうにありません。 おいしさを後出しするつもりか、・・・・待つしかないか。 昼の12:30に抜栓して、そのまま夜20:00まで栓をしないで放置。そして一旦栓をして常温で翌日18:00まで放置してみました。さってと、ちょっとは体力を消耗してへばったかな。グラスに注いで香を嗅ぐと、ウワッ!!!甘い果実のやわらかな香にオレンジマーマレードの厚味、濡れ落ち葉や熟成の腐葉土なんかの香も一緒にかなり複雑に、おいしそうなまとまりをみせて、回すとふわっ~と広がりました。 これうまそ~、と口に運ぶと、もううまみがじゅわ~~っと広がって、果実味も酸味も渋みも見事にまるくなっているではありませんか。うまい!メチャうまいですよこれは!!昨日と同じワインとは到底考えられない大変身!!太って、しっとりして華やかで、でもどっしり感もあって、これぞブドウのアロマと熟成のブーケの競演、なんて艶やか!うまみがとにかく全面に出てくるので、どんどん飲み込みたくなるこの充実感。 開かすのに時間がかかりましたが、パストゥグランでこんなに大物なんて信じられないコスパです。1480円でグランヴァンを楽しめる嘘みたいな一本です!!
後日談、そして翌3日目の夜21:30ごろ、再々試飲すると、まだまだパワー全開、全然落ちていませんでした。どこどこまでも驚異のミシェル・ノエラでした。
投稿者 saikawa : 2005年01月08日 19:03
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