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2004年10月09日

シャトー プリュール・サントバルブ 2002


シャトー プリュール・サントバルブ 2002
フィロキセラの影響を受けていないワインです。フィロキセラが蔓延していた当時には川の下にあり、フィロキセラの被害を受けていません。珍しく貴重な場所で生まれるワインです。ボルドーの中心を流れるジロンド川の支流であるガロンヌ川とドルトーニュ川に挟まれた中州部分。このシャトーはその先端部分という珍しい場所に位置します。
フィロキセラとは・・もともとアメリカ東部の野生ぶどうに寄生していた寄生害虫であり、1850年代の終わり頃、アメリカからボルドーへ研究用として輸入されたぶどうの樹にこのフィロキセラの卵が付着していたのが事の発端です。1860年代、瞬く間に繁殖したフィロキセラは、免疫性のないボルドーのヨーロッパ系ぶどう樹を食い荒らし、フランスのほとんどのぶどう産地に莫大な被害を与えました。この時、フィロキセラに抵抗性があるアメリカの野生種を台木にして、その上にヨーロッパ系の源品種を接木する方法で絶滅の危機に瀕していたヨーロッパのぶどう畑はよみがえり、ワイン産業も復興しました。
■ぶどう品種 メルロー75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%
■醸造方法収穫は、全部手作業。オーク樽、新樽で1~2年熟成。収量は、17hl/ha。
■テイスティングコメント
濃い赤紫色。力強く、スパイシーで果実味豊富なフルボディ。
■造り手からのコメント
若いうちから楽しめ、エレガントでスイートペッパー、リコルス、バニラなどの感じがあります。とてもよくできている“ボルドーの良い例”だと思う。2002年の収量はとても低く、17hl/haです。オーク樽での熟成はワインに心地良いバニラ香を与えました。エレガントでまさに飲み頃です。深く美しい色をしています。このワインをあらゆる先端技術を駆使して、ボルドーでもトップの良いワイン(コストパフォーマンスの高いワイン。)にしたいと思っています。グラン・ヴァンなどのすでに成功しているワインに興味はなく、これから成功するワインを造りたい、そう思っています。
このワインをあらゆる先端技術を駆使して、ボルドーでもトップの良いワイン(コストパフォーマンスの高いワイン)にしたいと思っています。グランヴァンなどのすでに成功しているワインに興味はなく、これから成功するワインを作りたい、そう思っています。とは「シャトー・プリュール・サント・バルブ」のオーナーのコメントです。オーナーがここまで言い切っている自信のワインですがなんとACボルドーの1380円!決して損のないワインです。その背景には、先端技術だけでなく、ACボルドーながら収獲は全て手作業で、その収穫量が尋常ではありません。通常このクラスですと1haあたり40~50hlが普通ですがプリュール・サント・バルブはなんと半分の20hl!低温で長時間バッチリ発酵させてから新樽及び1~2年使用したオーク樽熟成させ、ワインに心地よいバニラ香を与えてから瓶詰めされます。
そして畑はガロンヌ川とドルトーニュ川に挟まれた中洲部分の先端と言う面白い場所に位置しております。この場所はフィロキセラが蔓延していた当時には川の下にあり、フィロキセラの被害を受けていないボルドーでは貴重な場所です。
ワインは、酸とタンニンのバランスがよく、甘味のある果実味が感じられる、メルローの特徴である丸みのあるなめらかな口当たりで、パワフル、スパイシーでしっかりとしたフルーティさとボディを持っています。非常にお買い得なコストパフォーマンスを持っているので品質を重視する飲み手に飲んでもらいたいワインです。
「ボルドーのメルロー」プリュール サントバルブ
フィロキセラの影響を受けていないワインです。純粋なボルドーの味わいをお楽しみください。フィロキセラが蔓延していた当時には川の下にあり、フィロキセラの被害を受けていない、珍しく貴重な場所で生まれるワインです。ボルドーの中心を流れるジロンド川の支流であるガロンヌ川とドルトーニュ川に挟まれた中州部分。このシャトーはその先端部分という珍しい場所に位置します。
シャトー プリュール・サントバルブ [2002]
品質:メルロー75%、カベルネ・ソーヴィ二オン25%
熟成:新樽 1~2年樽
ワイナリー: ティステングコメント
パワフル、スパイシーでしっかりとしたフルーティさとボディを持っています。非常にお得なコストパフォーマンスを持ち、品質を重視する飲み手に飲んでもらいたいです。
醸造方法 とっても手が込んで作られたワインです。
収穫:すべて手作業
発酵:低温度で長時間発酵
熟成:オーク樽 新樽及び1~2年樽
収穫:17hl/ha
※このクラスは40~50hl/haが通常です。
●手作業で作られているため、味わいに嫌味が全くなく、おいしくボルドーワインを味わっていただけます。酸とタンニンのバランスを感じながら、良い果実実を感じてください。★メルロー品種は丸みのある、まろやかな口当たりが特徴です。

投稿者 saikawa : 2004年10月09日 17:52

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