« シャトー ボーモン 1998 | メイン | ラ・キュベ・ミティーク [2001] »

2004年08月11日

トルブレック ウッドカッターズ・シラーズ[2003]


トルブレック ウッドカッターズ・シラーズ[2003]
大樽で熟成し、ろ過せずに瓶詰された贅沢な100%シラーズ・キュヴェ。濃く鮮明な紫色は、ブラックベリー・リキュールや甘草、かすかに香るチョコレートの贅沢なアロマへと続きます。豊かな風味のフルボディなワインで、低い酸、舌触りを感じる長いフィニッシュを持つ。(ワイン・アドボケイト誌148号よリ抜粋)
ご存知「トルブレック」大人気の定番ワイン『ウッドカッターズ』が、「レッド」から『シラーズ』へ名前が変わり、「コルク」から『スクリューキャップ』になり、新ヴィンテージが入荷しました。前ヴィンテージの2002年からシラーズ100%になり、この価格にしては、凄すぎるほどの凝縮度を持ったワインへと変貌しました。今回もまた期待できるこのワインは、「トルブレック」の素晴らしさを知っていただくためにも、一度は飲んでいただきたい、そんなワインです。噛みしめれるような『ウッドカッターズ』を是非!!恐らくこのワインの「お買い得度」からすると、私は最低でも1000本以上このウッド・カッターズを仕入れて大々的に、可能な限り多くのみなさまにご紹介するべきだと思っています。が、上にも書いたように、今このトルブレックの造る珠玉のワインは日本の(また世界の)ワインバイヤー達の間で取り合いになっているので、今回入荷できたのは、本当にがんばって予定数量の半分、約500本弱でした。トルブレックはローヌの生産者であるジャブレやシャーヴ、そしてギガルなどに触発され、特にパーカーが【100点】を献上したこともある、ギガルの「コート・ロティ・ラ・トゥルク」を目指し、1994年よりオーストラリアの銘醸地バロッサバレーの地でワイン造りをはじめました。そして翌年の1995年ヴィンテージには「コート・ロティ・ラ・トゥルク」を目指して造ったトルブレックの最高峰ワイン「ラン・リグ」(在庫8本あり)がロバート・パーカーにより【95点】を与えられるなどドラマティックにワイン界に登場することになったのです。そして前ヴィンテージ2002年のスタンダード・クラスのキュヴェである、「ウッドカッターズ」が、やはりロバート・パーカーに、世界最高のお買い得赤ワイン!と評価されたことにより、その人気が世界的に爆発しました。さて、これほどパーカーが注目し続けているトルブレックの最新ヴィンテージは、どのように世界に受け入れられているのでしょうか?現時点では、あまりにも最新ヴィンテージ過ぎるので海外でも日本でもこの最新ヴィンテージへの評価を目にすることはありません。が、トルブレックの人気がこれほどまでに火を噴いている理由は、彼の造るワインが、ヴィンテージに拠らず安定して高品質であり続けているところにあり、この最新ヴィンテージも例年通りワイン界に衝撃を与えることでしょう。
実は私はテイスティングしながらこの文章を書いているので、“ノリノリ”で一気に書きましょう。色はほぼ黒に近いやや赤みがかった深紫。はじめはクラクラするようなブラック・チェリーやフランボワーズなどの黒系果実の香り。時間が経つと香りの置くのほうにブラックペッパーやダークチョコレートなどのスパイシーさが見え隠れします(約30分ほど経過。断言しますがこのワイン、3日後くらいに驚くような変化を見せるはずです)。口に含むと、ブドウの果実味がまるでプルーンジュースのように“ぎゅっ”と詰まっているので第一印象は「甘みののったワイン」というところなのですが・・・・鼻腔にいつまでも残り続ける余韻と、舌に残るピリッと心地よい刺激。そうです。何よりも豊潤な甘みを支えるジューシーな酸味が素晴らしい!ちょっと長くなってしまったので、別枠でご説明しておりますが2003年のウッドカッターズからコルクではなく【スクリューキャップ】になってボトリングされてきています。

投稿者 saikawa : 2004年08月11日 17:04

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.saikawa.com/mt/mt-tb.cgi/106

コメント

コメントしてください




保存しますか?