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2004年06月24日

シャトー ボーモン 1998


シャトー ボーモン 1998
キューサック村 (クリュ グラン ブルジョワ級)
隣のトゥール デュ オー ムーランとは著しく対照的に、ボーモンのワインは軽くて、フルーティで、早めに飲みごろを迎えるタイプです。 香り高く新樽の香りや風味をうまく吸収していて、タンニンと果実味が素晴らしい調和をみせている魅力あふれるワイン。 カベルネ種の力強さとメルロ種のしなやかさをあわせ持ったメドック・ワインの良さをお楽しみいただけます。
ミディアム(カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ カベルネ・フラン )
サン・ジュリアンの南、キュサック村にある広さ100haの良質な赤ワインを産するぶどう園です。15-16度で抜栓、すぐにやや大きめのグラスで味わう、この価格にしてこの味わいであれば文句無しに嬉しい。ハーフ瓶だから通常のブテイユより飲み頃が早く来るのか、今飲んで本当に旨い。カシス、甘く煮詰めたフルーツ、バニラ、胡椒、色々な香りが複雑に絡み合い立ち上がる。爆発するようなタンニンは無いが、適度な渋みと酸とのバランス、特別に濃くはないが適度な濃度、このボルドーには満足して頂けると思う。通常のブテーユなら¥3000代後半のものと遜色ないと感じた。H16.03.31濃い目のダークルビーで、青草、樽、カシスのノーズがあり、ミディアム~フルボディで、チョコレートのニュアンスがある。しかし、酸味や渋味が満載で、華やかな果実味は影を潜め、収斂されたタンニンが口茎を刺激する。ローストされた青い甘味が、それを支えているが、タンニンがややきつ過ぎるため、縦への広がりが感じられない。ややタンニンがきつめであり、飲み頃はまだ先であろう。この収斂されたタンニンは、数年先に落ち着くのだろうか。このタンニンがまろやかになれば、優秀なワインになるかもしれない。飲み頃予想2004~2010年。 購入:やまや宇都宮店1,990円(2001.9.5) 最終試飲日:2001年9月16日

投稿者 saikawa : 2004年06月24日 23:04

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