« [2000]CH・ヴェルヌー | メイン | RIEDEL vinum Bordeaux/Bourgogne »
2004年06月10日
[2000] シャトー・ボネ ルージュ アンドレ・リュルトン
シャトー・ボネ
価格を裏切らない素晴らしいコストパフォーマンスは、皆々様の絶大なる人気をちょうだいし、売り切れてしまってから幾久しゅう。やっと、またお届けできることとなり店長も感涙。 いいですよ~、むぉ~~っ、このリュルトンさんの全部とも!身長と肉付きのタイプこそ違うものの、ボディラインの美しさはどれもこれも絶品。 スタンダードレンジのボネからトップレンジのシャトークーアンまでその作り込みの堅実さ、仕上がりの巧みの技は、さすが世界のトップレンジをプロデュースしてきた有名蔵元だけあるなと実感させてくれます。 リュルトンさんのように、たくさんシャトーをきちんと持って、最高の土壌とメンテナンスでトップクラスのぶどうを自社で作る。それから、グランクリュクラッセのクーアンの醸造技術を惜しみなく導入してどのレンジもまんべんなく銘状ワインを提供してくれる。 これもまたボルドーの大手蔵としての立派な仕事です。 店長も思わず、カビラ兄弟になってお~~っっと絶叫~!してしまうんだワなリュルトンさん家のワイン。羊さんも、泣くほどうンめ~っ(←ヤギと違うんかぃの声は無視)ですから、ぜひお試しください。
[2000] シャトー・ボネ ルージュ アンドレ・リュルトン
赤【コク辛口】
☆「ブリオ」6月号☆究極のデイリーワイン・ベスト25に選ばれました!
「ボルドーのワインらしく、深みがあり、長らく余韻が残る。」(ブリオ6月号より)
《2000 ボネ・ルージュ》
明るく若々しい赤紫。中央は思いのほかしっかりと濃い。これは弾力がありそうかなと期待。 香りは控えて、最初は沈んでいる。手の内を明かさないところが魅力か、よしっ、カギカギしてみよう。うむ。軸はぶどうの香りだな。 ストロベリーやカシスのフレッシュでまろやかなフルーツ。もぎたてのグリーンピーマン。そして上手にかけられた樽の香り。生クリームとマロン。 蜂蜜と削りたての白木。それからそれから、シナモンなどのスパイスなどなど盛りだくさんの内容だ。 これは回すとステキな香りに変わるかも、とクルクルしてみるとやっぱり果実味がふわっと広がり、ゆっくり立ち上る甘くもバランスのとれた風合いが味への期待を更に盛り上げる。 口に含むと、ボディを絞るしっかりした酸味。詰まって細やかなタンニンはスレンダーでエレガント。ミネラルが口の中に広がり酸とともにほんのりミルクチョコの味わいが名残り、これがとても心地いい。 重い体ではないが、この優しさとデリケートな触感は飲む者に、安心と癒しを与えてくれる。必死で攻め込んでこないところがまたいい、淑女なボネ・ルージュ。 毎日お側にいて欲しいワインです。
[2000] シャトー・ボネ レゼルヴ ルージュ
アンドレ・リュルトン(AOCボルドー)赤【コク辛口】
CHボネはボルドーで数多くのシャトーを経営しているアンドレ・リュリュトン氏がオーナーです。大きな展示会などで彼のブースに入ると、他のリュリュトン・ファミリーを含めた所有シャトーのワインが並べてあり、「アッここもリュリュトンさんのシャトーか・・・」とため息の連続となるほどシャトーを所有しています。その中でこのCHボネは毎年安定して高品質なワインを造り出しています。ロバート・パーカー氏はベストボルドー・アペラシオン・ワインであるとこのシャトーを推薦しています。メルロー種とカベルネソービニオン種で造られるワインは果実味が豊かな飲みやすい味です。スパイス香が上品にあり、全体を引き締めています。なによりバランスが良いので飲みやすくクセのない親しみやすいワインです。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%となっています。基本的には樽を使用しないで造られるのですが(僅かに使う場合あり)、それでもフレッシュな果実を楽しむようなタイプではなく、ギュッと詰まったタンニンを楽しむ、まさに“ボルドー”といった内容になっています。まだ若い印象が強く、抜栓直後は強いタンニンと青い風味が漂います。2日目に持ち越すと大きくパワーダウンしますが、3日目になると逆に纏まりが出始め、シャトー・ボネが持つ本来の姿を垣間見ることが出来ます(時間とともに、徐々にメルローらしさからカベルネらしさに焦点が移る)。現状では抜栓後にしっかりと時間を与えることが必要ですが、それでも基本的には“タンニンを楽しめるかどうか”がポイントになってくるので、あくまでもボルドーが好きな人向けのワインだと思います。
投稿者 saikawa : 2004年06月10日 22:37
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.saikawa.com/mt/mt-tb.cgi/73